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住宅コラム111 住宅ローン特約について

住宅購入を検討される場合、まずは物件選びから始まります。良い住まいが見つかれば売主(個人や販売会社など)との交渉・契約となり、そこで初めて住宅ローンの審査が始まります。しかし、住宅ローンの審査も時間がかかるため、売主に手付金を払い他の人に売るのを一定期間止めてもらう必要があります。そこで万が一、住宅ローンの審査に落ちてしまうと購入することができないため、契約の白紙撤回が必要となるのです。買主側が不利にならないよう、支払っていた手付金の返還請求ができる「住宅ローン特約」が存在します。今回は、この「住宅ローン特約」の重要性について解説していきます。
 
 
 

住宅ローン特約とは?

「(住宅)ローン特約」とは、銀行でのローン審査が不成立となった場合に売買契約を白紙に戻すことができるといった特約のことをいいます。この特約は売買契約書の条項に盛り込んで契約を結ぶ必要があり、非常に重要な契約条項です。
 

どうして重要なの?

「住宅ローン特約」には、記載する項目が大きく分けて4項目あります。まず1つ目は「融資申込金融機関」です。2つ目は「希望している融資金額」、3つ目に「銀行の融資が承認される期間」。そして最後に「融資が承認されなかった場合の対応について」を記載します。これらの内容を十分に明確にして約定することが重要です。仲介業者任せにしていると、万が一の時に大変なことに巻き込まれる危険性が潜んでいるからです。

特約がない場合の危険性って?

「ローン特約条項」によって契約の解除がされるのであれば、売主は契約内容に従って手付金を返還しなければなりません。しかし、この特約条項が明確に定まっていない、もしくは無い場合は、「手付金を返還しない」と主張することができます。また、期間を設けていないと売主側の機会損失として買主側への「違約金」が発生し、購入金額の2割を売主に支払う場合もあります。この特約がないと銀行審査が通らなかっただけで、家が買えないだけではなく、多額のお金を支払わなければいけない可能性が出てきます。
 
最後に、住宅というのは非常に大きな買い物です。契約時に知識がなく、安易に契約を結んでしまうと、家が買えないだけでなく借金ができてしまう場合もあります。注意して慎重に、知識を身に付けてから購入することをお勧めします。

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