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住宅コラム103 マンション購入時の注意点 〜高さと広さ編〜

マンションの購入を検討している方の中で、条件の一つに必ず「間取り」があるかと思います。快適なマンションライフには必須の条件かと思いますが、間取りの良し悪しには「空間の広さや高さ」が前提条件となります。今回、マンションの購入時の注意点として考慮するべき「広さと高さ」について解説していきます。

 

資産価値からみる購入時のポイント

最初に、「マンション選びの最優先事項は立地条件である」ということは覚えておいていただきたいです。これは将来の資産価値の観点からみても必須条件です。予算がある以上、将来の資産価値を優先したい方は、立地条件で妥協してはいけません。その結果、広さに妥協を伴うことになってもいい、というぐらいに考えてください。その中でも「空間の大きさ」は資産価値でも重要視される部分ですので、それを踏まえて購入時のヒントとしてください。

空間の広さ=占有面積と高さ

間取りと広さと聞くと、占有面積だけでイメージしてしまう方が多くいます。不動産業者も占有面積には詳しい方は多いですが、空間の広さとなると話は別です。しかし、同じ占有面積であっても高さがあると、それだけで部屋が大きく感じられると思います。建築基準法では天井の高さは「2.1m以上」と定められています。住宅金融支援機構の融資住宅基準では「2.3m以上」、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」による長期優良住宅の認定基準では、躯体天井高は「2.65m以上」とされています。
ここでポイントになるのが、躯体天井高が「2.65m以上」の場合、「床と天井を二重にした場合」の室内の天井高さは概ね2.4mであるということです。床と天井を二重にすることにより、遮音性にすぐれるだけでなく、断熱性も高いというメリットがあります。これはマンション購入時に住んでみて初めて分かる項目で、不安要素の一つでもあります。ちなみに、首都圏の新築マンションでこの条件を満たす物件は3%未満と言われており、希少性が高いといえます。そのため、資産価値や人気度が高い傾向にあります。

「床と天井の二重」のメリット

それはリフォーム時の柔軟性です。マンションの場合、電気配線や給排水管がコンクリートに埋め込まれている場合があります。その場合、水回りや照明器具、コンセントなどの身近な部分を変更できない可能性が高くなってしまいます。これは購入後にどうにかなる問題ではないため、将来の価値として考えるならば押さえておくべきポイントになります。

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