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住宅コラム81 住宅リバースモーゲージのリスク【後編】

前回、「リバースモーゲージ」についての活用方法やメリットについて説明してきました。今回は「リバースモーゲージ」の「リスク」について解説していきます。大きく分けて3つのリスクが存在します。それぞれを簡単にご紹介します。

金利リスク

ひとつ目は「金利」のリスクです。ほとんどのリバースモーゲージは、変動金利にて借入残高が変動します。返済途中で金利が大きく上昇した場合、当初の返済額よりも大きな金額となり、住宅の評価額では賄えない可能性がでてきます。

不動産価格の下落リスク


次に、「不動産価格 = 担保評価額」の変動リスクです。不動産価格が大きく低下した場合、担保評価による「毎月受け取りタイプ」を選択している場合は借りられる金額が少なくなり、計画よりも少ない受け取りに変更となるリスクが存在します。

長生きリスク

最後に「長生き」のリスクです。本来、長生きは良いことですが、リバースモーゲージを利用する際には注意が必要です。生きているうちは返済しない借金ですから、時間が経てば経つほど借金は大きくなっていきます。もしも長生きしている間に借入金額が借入可能額を上回れば、新たな融資を受けることはできません。つまり、資金を受け取ることができなくなる可能性があります。この点は、利用するうえで非常に重要な点となります。

リバースモーゲージは、お子様に金銭的迷惑をかけることなく老後資金を準備できる有効な手段の一つです。しかし、リスクではありませんが、相続人の受け取り財産が減少する可能性があるため、リバースモーゲージの利用には推定相続人の理解・許諾が必要となります。「リバースモーゲージ」に限ったことではありませんが、本人の意思だけではなく、ご家族・相続人の理解を求めることで円滑な老後生活と移行することが重要となります。

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