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» 老後資金を考えた住宅購入について

 
一生に一度の大きな買い物だと言える住宅購入。住宅を購入する際には、老後のことも考えて検討する方がほとんどだと思います。しかし、年々平均寿命が延びている昨今、特に女性の寿命は男性よりも平均して5年ほど長いといわれています。奥様が一人残されてしまった後の生活資金や、老人ホームへの入居資金など、細かい資金計画まで立てられている方は少ないのではないでしょうか?
 
今回は、老後の資金計画における住宅の在り方について、ご説明していきたいと思います。
 
 

自宅を売却して老人ホームの入居資金に!

老後、ご夫婦二人きりやお一人になった時に、ご自分の子供におんぶに抱っこになってしまうのは、誰でも避けたいと思うのではないでしょうか。
 
そんな時に力を発揮するのが、若いころに頑張って購入した住宅です。自宅を売って老人ホームへの入所資金に充てたいと考える方も多くいらっしゃると思います。しかし、老後は老人ホームに入るばかりではありません。
 
・老人ホームに入るに至らない年齢で老後資金を用意したい。
・住み慣れた住宅を手放したくない。
 
などといった場合には、住宅を売却するのに、苦渋の決断を迫られることになってしまいます。では、このような場合にはいったいどうすればいいのでしょうか?
 
 

新しい老後の資金計画の要「リバースモーゲージ」

「リバースモーゲージ」とは、セカンドライフを充実させるためにと、金融機関が出しているプランで、自宅を担保にすることで、ご自宅に住み続けながら老後の資金を調達できるという新しい形の金融商品です。最近、大手銀行も取り扱いを始めたことで注目を集めています。
 
多くの場合は生存中にその返済を求められることはなく、所有者夫婦の死後、金融機関が不動産を売却することによって、貸付金とその金利を回収するといったサービスになっています。
 
年齢的には、55歳から60歳以上を対象としているため、老後の蓄えがなくとも、住宅ローンの支払い終わった一戸建てを所有しているだけで、安心の年金生活を送ることが可能となるのです。
 
条件はいくつかありますが、年齢と、ご自宅にご夫婦二人、もしくはお一人で住まわれている方、年金などの一定額の収入がある、土地評価額が一定以上あるなど、普通に生活をされていれば問題なくクリアできる条件となっています。
 
ただし、主に“土地”の売却費用を契約終了後の返済に充てることを考えられているため、マンションにお住まいの場合での利用は難しいとされています。
 
 

老後資金の為の住宅購入には、土地の将来性と資産価値が重要!

このように、老後の資金のための住宅購入を考えている場合には、住宅を購入する際に、将来的な土地の評価額を視野に入れておくことが重要です。
 
具体的な例を上げてみると、松戸市で最も利用者の多い常磐線最寄駅から徒歩15分の物件と、少しローカルなイメージのある流山線最寄駅から徒歩15分の物件とでは、たとえ同じ価格で購入していたとしても、将来の資産性に大きな違いが出てくるかもしれません。
 
つまり、住宅を老後の資金の為に利用したいと考えて購入を検討する場合には、このような土地の将来性や資産価値を考慮しておくことも、住宅探しにおいて重要なポイントであるといえるのです。
 
 

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