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» 住宅購入は1,2月が狙い目!?住宅業界の裏事情!

 
住宅購入を検討されている方は、なるべく安い値段で、かつ希望の条件を満たした物件をお探しのことと思います。しかし、不動産業界では、昔から相場を逸脱するような、驚くほど安い価格のものはないとされています。では、掘り出し物物件というのは存在しないのでしょうか?実は、中には掘り出し物物件と呼ばれるような、とてもお得な物件があるのです!
 
 

住宅価格はどのように決定するのか?

掘り出し物物件を見つける方法をご紹介する前に、まずは、住宅価格がどのように決定されるのか?新築一戸建ての建売住宅を例にして、ご説明したいと思います。
 
まずは土地です。地主さんが所有している土地や、企業の住宅跡、松戸エリアで、そのような土地が売りに出されている場合、いわゆる“競り”が行われ、多くの建売業者の中から一番高い値段をつけた業者が、その土地を手に入れることになります。
 
その入札を行う際、建売業者は、実際に不動産会社に土地を分割し、建売住宅を建てて販売した場合、どのくらいの価格であれば売ることができるのかというシミュレーションを行います。各建売業者が同じようにシミュレーションを行って価格を設定してくるため、入札の際に相場を逸脱したような価格がつくことは、考えにくいと言えるのです。
 
 

パワービルダーとは?

それでは、掘り出し物物件はどのようにして見つけたらいいのでしょうか?
そのポイントは“パワービルダー”にあるのです。
 
パワービルダーとは、一般的には株式を上場している建売業者を指し、その中でも物件を豊富に所有している建売業者のことを指します。
 
パワービルダーの建物の特徴としては、高品質の材料と設備を大量仕入れすることによって、価格を抑えているため、デザイン性があまりなく、多様な物件ばかりになってしまうというマイナス面があります。しかし、住宅性能評価や長期優良住宅の認定を受けたり、太陽光システムを標準装備したりするなど、低価格で高品質の物件が望めるのはプラス面といえるでしょう。
 
 

狙い目は“パワービルダー”の在庫一掃処分セール!

そのパワービルダーは、毎年3月の年度末に合わせて、1,2月に在庫一掃処分ともいえるような特別価格での販売を行っています。
 
パワービルダーは、上場企業として体力もありますので、その価格も地元の建売業者では到底太刀打ちできないようなお値打ち価格となるわけです。ここに実際に合った例を上げてみましょう。
 
 

事例1.常磐線「松戸」駅徒歩14分、土地約101㎡、建物:約93㎡、新築2階建て

売り出し当初の物件価格3,880万円 ⇒ 3,380万円(-500万円
 
 

事例2.新京成線「八住」駅徒歩18分、土地:約120㎡、建物:約94㎡、新築2階建て

売り出し当初の物件価格3,680万円 ⇒ 2,980万円(-700万円
 
 
実際には、売り出し当初の価格から成約時の価格までには少々の価格変動はありますが、最終的には、このようにお得な価格での成約が年度末にかけて実際に行われているのです。
 
 

お得なセールの情報はどこで仕入れられるの?

では、このような物件情報は、どのように収集したらいいのでしょうか?答えは、物件情報を豊富に持っている、力のある不動産会社に頼ることです。セールによっては、数日のうちに価格が変動し、即売れてしまうということも考えられますので、不動産会社に通い、しっかりと情報収集することが必要となってきます。
 
ただ、一つ注意しておきたいのが、引き渡しの日時です。このようなセールは、決算や期末に向けて売り上げを上げるために行っているケースが多く、3月末までに引き渡しを行うことを条件にしていることが多くあります。購入契約を3月上旬までに終わらせることができるという場合には、このセールを利用してお得に物件を手に入れましょう。
 
 

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