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» 消費税増税が2017年に延期!住宅購入市場の動向は?

 
2017年4月に消費税10%への増税が先送りになったことにより、松戸市周辺エリアの住宅購入市場はどのように動いたのでしょうか?実際にあった事例を基にして、その動きを見てみましょう。
 
 

消費税増税前後の住宅価格の動きは?

2014年4月に消費税は5%から8%へと増税されましたが、その1年程前から、いわゆる“駆け込み需要”と呼ばれる大きな需要増がありました。この需要増は、住宅価格にも大きな影響を与えたのです。
 
 

事例1.松戸市岩瀬(土地:109㎡建物:95㎡間取り:4LDK)新築一戸建て

平成25年4月18日 3,580万円 ⇒ 平成25年5月20日 3,880万円
 
当初の販売価格から300万円の値上げ
 
このように、需要が増加しているときには住宅価格は値上げ傾向を示していましたが、消費税増税後は、その反動により需要が下がり、住宅価格は値下げ傾向を示しました。
 
 
 

事例2.松戸市南花島(土地:144㎡建物:98㎡間取り4LDK)新築一戸建て

平成26年3月18日 3,680万円 ⇒ 平成26年11月24日 2,780万円
 
当初の販売価格より900万円の値下げ
 
 

現在の住宅購入市場は?

消費税増税前の駆け込み需要から、増税後の需要減、その後、消費税10%への引き上げが10月になるのか否かの段階では、住宅購入をお考えの皆様は、いったん様子見の段階を取られたのではないかと思います。大手不動産検索ポータルサイトの利用者数を見ましても、消費税増税が先送りされた前と後とでは、その状況が一変していることが分かります。現在はその様々な動きが終息し、通常の市場の状態に戻ってきていると言えるのではないでしょうか。
 
 

まとめると…

さて、今後の住宅市場ですが、2015年3月31日に住宅金融支援機構が公表した「平成27年度における住宅市場動向」を見ても、平成27年度の住宅の受注・販売などの見込みは、増加すると予想する声が多く上がっていることが分かります。
 
現在の需要減の状態から需要が増加し、需要と供給のバランスが整えば、今後住宅価格は増加傾向になっていくのではないかと考えられます。この動きと、2017年4月に消費税10%への引き上げにおける駆け込み需要が始まる前に、早い段階で住宅を探し始めるのが得策といえるのではないでしょうか。
 
 

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