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住宅コラム90 住居の耐震性について

近年、東日本大震災・熊本大地震など大きな地震が相次いで起きています。その中で、現在すでにご自宅こ購入されて実際に住んでいらっしゃる方、これから住宅購入を考えている方に向けて、耐震性について解説していきます。
 

 

耐震性ってなに?

耐震性とは、地震に耐えられる度合いを示し、その度合いは、建築基準法令で定められています。この基準は1981年に大きな改正が行われており、改正前の耐震基準は「旧耐震基準」、改正後の耐震基準は「新耐震基準」と呼ばれています。

旧耐震基準と新耐震基準

1995年の阪神・淡路大震災において大きな人的被害がありました。この原因の8割以上が倒壊した建物による窒息死や圧死だと言われています。当時、旧耐震基準の建物が多く、柱や梁の接合部の脆さや壁の少なさなどが倒壊の主な原因でした。しかし、新耐震基準で建てられた建物では、壁・配管などにひび割れは生じたものの、大きな倒壊に繋がるケースは少ないことが分かり、この震災により耐震性の重要度が認知されるようになりました。

建物構造と新耐震基準の耐震性

一般的な住宅や建物に用いられる構造には、主に「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」「鉄骨鉄筋コンクリート造」の4種類があります。現行の建築基準法「新耐震基準」では、どの構造の建物であったとしても震度6強から震度7程度の地震に耐えられるような基準にて定められています。構造による耐震性能に大きな差はありませんが、構造による耐震の仕組みが異なるため、倒壊に至った場合の被害状況などに違いが現れます。

「耐震性」を視野に入れた住居探しを…

近年の地震にも見られる通り、日本は4つものプレートの境界に位置していることもあり、また活断層も全国各地に存在するため、世界的に見ても地震発生の危険度が高い地域です。あるデータによれば、震度5弱以上の地震発生確率はほとんどの地域において20%以上と言われており、巨大地震は全国どこでも起きる可能性があると言われています。これらのデータからも、日本で暮らす限りは地震災害がいつ発生しても対応できる万全の備えが欠かせないことが分かります。そのため、日頃から自分と家族の命を守る意味として住宅の耐震性能について考え、住居を新築される場合は各ハウスメーカーの耐震技術の点も考慮した住居選びが必要です。

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