皆さんは、今までにご自分でライフプランを立てたことがおありでしょうか。
「ライフプラン」とは、自分の人生を設計するための計画書のようなものです。一般的に私たちは、義務教育課程を経て、進学・卒業・就職・結婚・出産・育児・教育、そして老後と多くのイベントを体験し生きています。この長い人生を充実させるためには、将来発生するイベントや、その必要な費用などを把握することが大切になります。また、今と未来の収入支出を把握して、しっかりと資金計画を立てることで「お金」に困ることのない人生設計ができるようになるのです。今回は、ライフプランの「重要性」と「立て方」の前後編に分けて解説していきます。

ライフプランの重要性

少子高齢化社会と呼ばれる現代日本で、年金受給年齢の高齢化など、老後に重要な「医療・介護・年金」の社会保険制度が少しずつ変化しています。また、企業体質の変化により、年功序列型賃金制度や終身雇用制度が崩壊しつつあります。これにより、現役で働いている方にも大きな影響を与えています。
このような社会情勢の中、これまで普通とされてきたように国や企業に期待し何も準備をしないまま人生を送るのは非常に危険な行為です。そのため、大きなイベントにも対応できるよう、個人や家族のライフプランをたて、資金計画を立てることが重要となっています。

自分の人生を見つめ直して人生を楽しむ！

大きく変化している世の中ですが、せっかく生まれたのですから、自分の人生を謳歌したいと誰しもが考えることでしょう。これから先どんな人生を送りたいのか将来を想像し、幸せで楽しい人生であることを望んでいるはずです。その中には、それぞれの節目で起こるイベントが必ずあるはずです。これをライフイベントといいます。ライフイベントを頭の中で整理するだけでも、未来の出来事が現実味を持って実感できるのではないでしょうか。このような想像を実現していくために、ファイナンシャルプランナーを始めとする専門家は、皆様のライフプランを設計しているというわけです。

今回は「ライフプラン」というものはどんなものなのかを簡単に解説いたしました。
次回のコラムでは、このライフプランの立て方について解説していきます。

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