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住宅コラム77 親の土地にマイホームを建てる際に注意すべき点

住宅購入のご相談において、両親が持っている土地に建物を建てたいというご相談があります。両親からみれば将来的な健康状態を考えてのことだったり、お子さんにとっては土地の購入資金を出さずに新築を建てることができ、住宅ローンの借り入れが少なくて済んだりなど、お互い有効的な住宅購入といえるのですが、その際に気をつけるべき点や知っておいた方がいい点もいくつかあるので、今日はその点についてお話します。

親の土地に家を建てるときの問題点

《兄弟がいる場合》
親の土地に住宅を建てることになった場合、ご兄弟が同居に喜んでいてくれたとしても相続分については別と考えていきましょう。もちろんご家族の考え方によるものだと思いますが、子どもの権利は兄と同じと言って譲らないケースはたくさんあります。さてあなたはこういわれたらどうしますか?

どんな方法があるか考えてみましょう!!

例えば相続時精算課税を使います。この方法は親の生前に2500万円までは贈与税が非課税で贈与でき、名義も変えることができるのです。

《相続時精算課税のメリット》
・生前に土地の名義が変えられる
・2500万円まで贈与時非課税である
・親の望みどおりに土地を渡せる

《相続時精算課税のデメリット》
相続時精算課税のデメリットは何といっても遺留分です。相続時精算課税での遺留分は知った時から1年、相続の時から10年ではないようです。例えば兄弟の取り分は通常は1/4ですが遺留分は1/8となり、その1/8分の資産・現金を請求される可能性があるということです。

相続でのトラブルを避けるため生命保険を利用する

保険金で準備
そもそも土地を両親から譲渡し考えられる方法には3つあります。
・相続時精算課税を使う
・遺言状を書いておく
・遺留分を生命保険で準備する

次に、この2つの違いを知っておきましょう。
1、相続時精算課税を使う
2、現状のまま土地は親の名義にしておき遺言状を書く

この2つの違いは不動産取得税です。相続時精算課税では不動産取得税がかかりますが、相続での遺言ではかかりません。こういった税金や贈与・相続の知識には専門家などに相談してもいい知識といえるでしょう。今後の日本において、親の土地に家を建てる話は増えてきそうです。どのように住宅を購入しようと考えても、メリット・デメリットは存在します。決断する前に専門家への早めの相談がいいのではないでしょうか。

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