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» 住宅ローンの借り入れ条件は銀行によってこんなに違う!!

 
住宅を購入する際に、ほとんどの方が利用する住宅ローンですが、この住宅ローンの借り入れ条件は、銀行によって大きく違ってきます。人生に一度ともいえる大きな買い物。少しでもいい条件で借り入れたいものです。
 

 
今回は、実際の住宅ローンの借り入れの事例を挙げて、各銀行における審査条件の違いを比較、検証してみたいと思います。
 
 

「金利優遇制度」について

まずは、銀行を選ぶ際に最も重要視するべき“金利優遇”についてお話していきたいと思います。「金利優遇制度」とは、一般的に変動金利と固定金利特約のタイプに限り受けることのできる制度で、住宅ローンを借り入れている間の金利を、店頭金利から割り引いてくれる制度です。
 
例えば、変動金利で住宅ローンを借り入れた場合で考えてみましょう。店頭金利が2.475%で、マイナス1.7%の金利優遇が受けられたとすると、その方の借り入れの金利は、店頭金利から金利優遇率を引いた0.775%が借入金利となるわけです。この金利優遇率は、たとえ将来店頭金利が3%になったとしても変わりませんので、その場合は、1.3%がその方の借入金利となります。
 
 

各銀行における金利優遇の違い

この割引される割合は、その人の条件によっても変わりますが、選択する銀行によっても大きく変わります。それでは、具体的な数値を出して、各銀行における金利優遇の差を検証していきます。まずは、金利優遇の最大値を見てみましょう。
 

 
A~E銀行の金利優遇の最大値の差は以上の通りです。では次に、下記の条件で、住宅ローンの借り入れをA~E銀行に申し込んだ場合の結果を見てみます。
 
・年齢:37歳

・勤務先:資本金1,000万円、従業員数30人、食品卸業

・勤続年数:11年

・年収:600万円

・自己資金:200万円

・家族構成:ご夫婦とお子様2人

・その他の借り入れ:無

・借入希望額:3,000万円
 

 
金利優遇としては、このような差が出てくる結果となりました。金利優遇の最大値が大きい銀行を選ぶのはもちろんのことですが、その中でも、B銀行のような、その方にとって大きく優遇される銀行を選ぶことが重要となってくるのです。
 
 

各銀行における借入可能額の違い

次に、各銀行における借入可能額の違いを見ていきましょう。以下の条件の方がA~E銀行に住宅ローンの借り入れを申し込んだ場合の、審査結果を見てみます。
 
・年齢:29歳

・勤務先:東証2部上場関連会社

・勤続年数:6年

・年収:400万円

・自己資金:無(※1)

・家族構成:ご夫婦とお子様1人

・その他の借入:無

・借入希望額:3,100万円
 

 
以上のような審査結果となりました。このような違いが出てしまう理由としては、債務者の年齢や勤務先、年収などの様々な条件によって、各銀行における借入可能額が決定するためです。それでは、各銀行におけるこの方の借入上限額を見てみましょう。
 

 
このように、この方が3,100万円の借入希望額を出して申し込んだとすると、満額融資可能と返答してくれる銀行は、F、I、J銀行のみとなり、その中でも、最も金利優遇が大きいのはF銀行ということになるのです。
 
 

まとめ

このように、銀行によって借り入れ条件が大きく変わってきます。このことを知っていると知らないとでは、大きな損をしてしまう可能性もあるのです。各銀行の窓口では、このような他銀行との比較をしてくれることはなく、また、多くの銀行では、住宅ローンの専門の窓口にて対応することになるため、直接銀行に出向いても、どのくらいの条件で借り入れができるかどうかということを教えてもらえることはほとんどないといっていいでしょう。
 

 
ご自身の条件に合った銀行を見つけるためには、住宅売買に特化した不動産会社を選択し、専門的な知識を持つファイナンシャルプランナーなどにご相談することをおすすめいたします。
 
※1、近年では、自己資金0円でも、家賃並みの金額で住宅を購入することも増えてきています。もし、賃貸物件にお住まいの場合で、将来の住宅購入を検討している場合には、たとえ自己資金がなくとも、なるべく早い段階で住宅購入に踏み切ることが、無駄な家賃を支払うことなく住宅を手にすることができる、賢い方法だと言えるのではないでしょうか。
 
 

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