住宅コラム67 住宅購入での火災保険選び
そもそも住宅購入時に火災保険に加入するのはなぜなのでしょうか。簡単な考え方をすれば、火災に見舞われたとき、火災保険から家を直せるお金が受け取れれば、自宅を直すことで今まで通り住むことができるようになることから、保険加入することで住宅ローン返済が続けられるように考えられているのでしょう。ですので、ご自宅が火災に見舞われた不測の事態を想定して、火災保険への加入を必須としている銀行が多いのではないでしょうか。
住宅購入と火災保険
住宅金融支援機構を通して住宅ローンを組んでいる場合は、住宅ローンを組んだときに特約火災保険に加入したのではないかと思います。住宅金融支援機構にローンを返済中は、この特約火災保険以外の火災保険に加入することはできないことになっているため、追加加入する場合にはよく確認する必要があります。
火災保険選びについて
新築住宅でも、中古住宅でも、一戸建てを購入することは人生において大きなお買い物のひとつといえるでしょう。地域的に高台だから浸水はない、新築住宅購入で配水管でのメーカー保証があるから水漏れの補償はいらないなど、住宅の火災保険を選ぶ場合には、ご自宅の環境などによって必要な補償は変わってくるといえるでしょう。
住宅の火災保険を一括払いで申し込む場合
高額な支払いになりますので、ご自分のニーズやご自分の住宅に合う補償を選ぶ必要があります。必要な補償を選びながら、いくつかの保険会社をぜひ試算されてみてください。
「明記物件」とは?
宝石や絵画といった高額なものは、家の中でも「明記物件」と呼ばれる特殊な物品に当たります。明記物件は、契約時に申告することで保険証券に記載(明記)され、盗難時や損害時に補償されます。記載がない場合は補償の対象外となるため、明記物件に相当するものがある場合は注意が必要です。
また、明記物件は100万円までの物品を対象としている場合が多いため、これを超える価格の家財については、専用の動産総合保険などを利用することもよいでしょう。
地域のハザードマップ
検討している地域のハザードマップを見て浸水の危険があるかどうか調べてみてはいかがでしょうか。ハザードマップは簡単にインターネットでみることができます。
専門的なことは加入前に、しっかり専門家に相談しよう!!
火災保険のような専門的なことは、ついついあまり理解できないまま話が進んでいきがちです。後になって、保険料や保険内容について後悔するのはもったいなく感じます。ご自分の選択の仕方によって節約につながる結果になることもありますので、専門家に相談しながらの保険選びをおすすめします。
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