住宅コラム52 住宅ローンの返済負担率について
みなさんは、住宅ローンと収入の割合をどのぐらいと考えていますか。
パートの家賃と同じ位のローン金額なら平気だろうと安易に考えてしまってはいませんか。実は、アパートの家賃と比較され実際の生活が少し苦しいと思われる方は意外といらっしゃいます。税金や修繕費、光熱費はもちろんあがる可能性も高く負担が増えている場合があるからです。住宅ローンを組む際には、いろいろな出費を想定し、ライフプランと合わせて進めていかれる方がよいでしょう。
では、家計に占める住宅ローンの割合はどの程度が良いのでしょうか。
総務省が発表している統計では、可処分所得(手取り)の20%以下が平均値となっています。
手取り(可処分所得)= 年収 - 税金 - 社会保険料
また、返済負担率という言葉をご存知でしょうか?
返済負担率とは年収に占める住宅ローン返済額の割合の事をさしています。
では計算例を見てみましょう!!
<返済負担率の計算例>
返済負担率(%) = 年間の住宅ローンの返済額 ÷ 年収 × 100
年収が500万円で年間の住宅ローンの返済額が120万円の場合
120万円 ÷ 500万円 × 100 = 24% ←返済負担率
このように、住宅ローンを組む前にはしっかりとシミュレーションすることが大切かもしれません。返済負担率が高いということは、毎月の家計費での住宅ローンの返済額割合が高いということです。返済額が大きいと、毎月の生活を苦しめることにつながります。長く支払う住宅ローンです。上手につき合っていくためにも、無理のない返済計画を立てることを意識するとよいでしょう。
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