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返済期間はゆとりを持って設定!

住宅ローンを組む際には、住宅購入後の様々な事態を想定して、できるだけ借入期間を長くしておくことをおすすめしています。

普通に考えると、借入期間が短い方が利息も少なく済むため良いと考えてしまいがちですが、長い返済期間の間には、急病により収入が減ってしまった、お子様の教育資金が思いもよらずかかってしまった、勤務先の業績の悪化により収入が下がってしまった、リストラにあってしまった、などなど様々なトラブルが起こってしまうことが考えられます。その時になって、返済期間を長くしたいと思っても、なかなか実現が難しいのが現状です。
 
このような事態を想定して、ゆとりを持って住宅ローンを組んでおかないと、最悪の場合返済困難に陥って、せっかく買ったマイホームを手放さなければいけない事態にもなりかねません。そこで、最初の段階では返済期間を長めにとっておくことをおすすめしているのです。
 
 

「繰り上げ返済」の利用

しかし、やはり出来るだけ利息を少なくしたい!という時に利用したいのが繰り上げ返済なのです。
 
「繰り上げ返済」は、住宅ローンの返済期間中に余裕の出来た資金を、多めに返済することで、返済期間を短くしたり、ローン残高を減らしたりすることのできる制度です。
 
 

「繰り上げ返済」の効果

繰り上げ返済には大きく分けて2種類あり、その一つが「期間短縮型」です。期間短縮型は、月々の支払額はそのままに、返済期間だけを短くするというものです。
 
では、どの程度の繰り上げ返済で、どのぐらいの期間を短縮することができるのか?具体的な例を上げてご説明していきます。
 
まずは、金利2%で3,000万円の借り入れを35年で組んだ場合と、25年で組んだ場合、35年で組んで、繰り上げ返済を毎年50万円、15年行った場合のその利息の違いを見ていきましょう。
 

 
このように、返済期間が10年短ければ、その利息は358万円も安くなります。しかし、繰り上げ返済を行った方が、25年でローンを組むよりもさらに73万円も利息は少なくすむのです。しかも、支払い年数も11年短縮することが可能です。
 
繰り上げ返済にはデメリットはありません。ネットバンキングでの返済も可能ですし、ほとんどの銀行が返済手数料を無料にしています。このような便利な制度を賢く使って、無駄のない返済計画を立てていきましょう。
 
 

ご自身にあった返済プランは専門家に相談を!

しかし、繰り上げ返済にもいろいろな方法があり、ご自身にとってどのような返済方法が向いているのかを判断するのはなかなか大変です。繰り上げ返済を利用したいが、どのように行えばいいかお悩みの場合は、どうぞお気軽にFPへご相談ください。
 
 

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