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住宅コラム38 物件の引き渡しについて

せっかく購入されたご自分の自宅の引き渡しについて、なかなか深く考えられている方は少ないかもしれません。引き渡し時に困らないよう、引き渡しについて確認してみましょう。

 

** 新築住宅の場合 ***

 

引き渡し前に完成した住宅の仕上がりの確認が行われます。
ここでは、しっかりと2つのことを確認しておきましょう。

①契約書・仕様書通りの仕上がりになっているかということは大切です。内装材や建具、住宅設備などが契約通りのものになっているかをしっかりと確認しましょう。

②仕上がり具合を確認してください。建具の開閉は大丈夫か、壁材や床材、天井などの端や継ぎ目の処理はきちんとされているか、傷はないか、などを確認しましょう。不具合が見つかった場合は、引き渡しまでにきちんと直してもらうように依頼してください。

問題がなければ、住宅の仕上がり具合を確認した旨の書類に署名・押印し、終わります。ただし、一度署名・押印すれば、その後に不具合などを指摘しても、修正されない場合もあります。署名・押印の前に、しっかり確認してください。

 

** 中古住宅の場合 ***

 

引き渡し日までに売り主または不動産会社の立ち会いのもと、現場の確認をすることがあります。契約した修理等は完了しているか、契約条件に沿っているかをしっかり確認してみてください。売り主から告知書を渡されている場合は、それに基づいて確認しましょう。

工期が延びて引き渡し期日までに完成されない、入居していた売り主の引っ越しが遅れているなどの理由で、契約通りに引き渡しがなされない、などということも起こり得ます。引き渡しの見込みがなければ、売り主の契約不履行を理由に、契約の解除を主張することも選択肢の一つとなるでしょう。引き渡しの遅れに限らず、売り主の債務不履行が分かった場合は、契約で約束したことを実行できそうなのか、相手は誠実に対応しているのかなどを見極めた上で、引き渡しの猶予などの現実的な対応をとるのか、契約を解除するのかなどを判断する必要があります。
一方で、引き渡しの遅れが若干であれば、引き渡しの遅れにより発生した費用などを補償してもらうなどの対応策も考えられます。まずは、不動産会社と対応を検討されるのもよいでしょう。

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